っぽん文楽 in 浅草観音

※本公演は終了いたしました
  • 飲みながら 食べながら 文楽の名作
  • 日 時

    2016年10月15日(土)~18日(火)
    [昼の部] 開場11:30 開演12:30
    [夜の部] 開場17:00 開演18:00

    チケット
    料金

    2,000円(全席自由)

  • 主催・
    協力
    • 主催

      日本財団

    • 制作

      一般財団法人にっぽん文楽プロジェクト

    • 制作協力

      公益財団法人文楽協会

    • 協力

      独立行政法人日本芸術文化振興会

    • 特別協力

      浅草寺

    • 後援

      文化庁/東京都/台東区

    会 場

    浅草・浅草寺境内(本堂裏)

公演案内

2つの観音様のご利益-浅草寺に参詣し、「壺坂」を見る  関東と関西で名高い「観音様」といえば、浅草寺の「浅草観音」と壷阪寺の「壷阪観音」。
 浅草寺は、江戸開府以降、江戸庶民の信仰の中心として全国的に知られて来ました。一方、壷阪寺が全国的に有名になったのは、明治に入り文楽の「壺坂観音霊験記」が初演されてから。盲目の沢市とお里夫婦の愛情物語が人々の心の琴線に触れ大人気を呼び、一躍、全国的に知られることとなります。
 東京・六本木ヒルズ、大阪・難波宮に続き3回目になる「にっぽん文楽」。今回は、浅草寺での開催にちなみ文楽の名曲「壺坂観音霊験記」を上演します。太夫は新進気鋭の豊竹靖太夫、三味線はベテランの豊澤富助、人形は、「女房お里」をベテランの吉田和生、「座頭沢市」を昨年、師匠の名跡を継いで大きな話題になった吉田玉男が勤めます。見ごたえ・聴きごたえのある組み合わせです。
 そしてもう1曲は、弁慶と牛若丸の出会いを描き、文楽を初めて見る人でも楽しめる「五条橋」を上演します。
 舞台は、移動自由の組立て式ですが、銘木の産地・吉野から切り出された檜をふんだんに使った本格的なもの。さらに金の飾り金具が、豪華さを演出しています。木綿のまん幕には、伝統的な染めの技術で「にっぽん文楽」の紋が染め抜かれています。初めて目にした人からは、「これほど、すべてに本格的とは思わなかった」と驚きの声が上がります。
 劇場の中ではなく、屋外の開放的な空間で、飲みながら、食べながら、間近で文楽を見る―。このコンセプトは、今回も変わりません。
 浅草は、「仲見世」を中心に、大阪にも負けない「食い倒れ」のマチ。六本木・難波宮のように、飲食物の場内での販売は敢えてしません。お好きな飲み物・食べ物を持って、ご来場ください。開場は、開演の1時間前。会場内で、飲んで食べて、開演までの時間をゆったりお過ごしください。開演してからも飲食自由ですが、出演者の熱演に、思わず手が止まってしまうこと請け合いです。
 ぜひ「浅草観音」にお参りした後、「壺坂観音霊験記」をご覧ください。きっとこれで、2つの「観音様」のご利益があることでしょう。

総合プロデューサー 中村雅之
横浜能楽堂館長/ 明治大学大学院兼任講師/東京芸術文化評議会専門委員

総合プロデューサー中村 雅之(なかむら・まさゆき)

 1959年、北海道生まれ。法政大学大学院人文科学研究科修士課程修了。
横浜能楽堂館長。横浜市芸術文化振興財団理事、東京芸術文化評議会専門委員、明治大学大学院教養デザイン研究科兼任講師(文化マネージメント)などを兼ねる。
能から文楽・琉球芸能・雅楽・邦楽・声明まで幅広くプロデュースを手掛ける。食や工芸など日本文化全般にも詳しく、「引き出し」の豊富さで知られる。
数々の斬新な企画を生み出し、古典芸能の世界に新風を吹き込んだと評される。2008年には、プロデュースを手掛けた横浜能楽堂特別企画公演「武家の狂言 町衆の狂言」が文化庁芸術祭優秀賞を受賞。
また2006年から4年にわたり、世界的照明デザイナーの石井幹子を起用して最先端の都市空間と古典芸能との融合を試みた、「横浜あかりアーツコラボレーション」は、新しいスタイルのアートイベントを実現したとして大きな反響を呼んだ。
活動は、プロデュースのみに止まらず、脚本・演出、邦楽作品の作詞、執筆・監修まで多岐にわたる。著書に『古典芸能てんこ盛り』『英訳付き 1冊でわかる日本の古典芸能』(淡交社)、『伝統芸能を楽しむ 能・狂言』(偕成社)、『沖縄のこしたい店 忘れられない味』(誠文堂新光社)など。

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演目・出演

五条橋(ごじょうばし)

 全五段の「鬼一法眼三略巻」の最後が「五条橋」。独立して演じられる場合もある。牛若丸、後の源義経は、父・義朝が「平治の乱」で敗れたため、鞍馬山に預けられる。源氏再興を心に秘めた牛若丸は、味方になる剛腕の家来を探すため、夜な夜な山を降り、五条橋で待ち受け、これぞと思う者に闘いを挑み、相手の腕を試していた。そこに荒法師・武蔵坊弁慶が現れ、二人は激しい闘いを繰り広げる。兄・頼朝に追われ奥州・平泉で最期を遂げる義経と、その義経に最後まで付き従うことになる弁慶との出会いを劇的に描いた「景事物」。「景事物」とは、文楽で音楽性豊かな舞踊の要素が強い小品の事を言う。牛若丸の身軽さが人形で巧みに表現されたり、弁慶が「七つ道具」を武器に闘うところも見どころだ。

床本(PDF248KB)

※上演の際、演者により、詞章に多少の異同がありますことをご了承ください。

  • 太 夫

    【牛若丸】豊竹睦太夫
    【弁 慶】竹本小住太夫

  • 三味線

    野澤喜一朗、豊澤龍爾、鶴澤燕二郎

  • 人 形

    【牛若丸】吉田文昇
    【弁 慶】吉田玉佳

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壺坂観音霊験記 山の段(つぼさかかんのんれいげんき やまのだん)

 大和国・壷阪寺近くに住む盲目の沢市は、琴・三味線を教えることを生業として妻・お里とつましい暮らしをしていた。沢市は、お里が毎日同じ時刻に、何も告げず出かけるので、他に男でも出来たのではないかと疑う。夫の疑いを知ったお里は、沢市の眼が見えるようになるよう壷阪寺の観音に願掛けに行っていたことを明かす。沢市はお里に侘びる。今日は、その満願の日。二人は、険しい崖の上に建つ壷阪寺を目指し山路を上る。
〈今回上演される「山の段」は、この後から始まる〉。
 険しい崖の上に建つ壷阪寺に着くと沢市は、3日の間、堂に籠って祈願をしようと言い出す。そこで、お里は、身の回りの物を取りに、ひとまず家へ戻る。
 眼が見えない身では、お里に苦労を掛けるばかりと思い詰めていた沢市は、お里がいなくなったのを見計らって崖から身を投げる。戻って来たお里は、沢市の死骸を見付けると、自分も後を追う。やがて岩の間から観音が現れ、お里の貞節と信仰の篤さを褒め、二人を蘇らせ、沢市の眼も見えるようになる。息を吹きかえした二人は、喜び、観音に感謝するのだった。
 沢市とお里の夫婦愛を美しく描き出している。明治12(1879)年初演。音楽性に優れ、近代に出来た作品の中では、珍しく名作として受け継がれている。

床本(PDF384KB)

※上演の際、演者により、詞章に多少の異同がありますことをご了承ください。

  • 太 夫

    豊竹靖太夫

  • 三味線

    豊澤富助、豊澤龍爾

  • 人 形

    【女房お里】吉田和生
    【座頭沢市】吉田玉男
    【観世音】吉田玉延

【解説】

太 夫:豊竹靖太夫/三味線:豊澤龍爾/人 形:吉田玉翔

  • 人形部

    吉田玉誉、吉田玉彦、吉田玉路、吉田和馬、吉田玉征

  • 囃子

    望月太明藏社中

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※内容・出演者に変更がある場合があります。あらかじめご了承ください。

総合プロデューサー:中村雅之/アシスタントプロデューサー:榎本かおり(BOX4628)/アドバイザー:宮本芳彦(宮本卯之助商店)/グラフィックデザイン:みやはらたかお/舞台監督:山添寿人/舞台機構・大道具:関西舞台/音響・照明:ピーエーシーウエスト/運営:ミューズメントワークス/建築設計・監理:田野倉建築事務所/構造設計・監理:福山弘構造デザイン/組立施工:菜の実建築工房/幔幕製作・施工:宮本卯之助商店

アクセス

浅草・浅草寺境内(本堂裏)

住所:〒111-0032 東京都台東区浅草2丁目3-1
※会場に駐車場はございません。周辺の駐車場をご利用ください。

  • 東武スカイツリーライン・東京メトロ銀座線・つくばエクスプレス・都営地下鉄浅草線「浅草駅」A4出口 徒歩5分
  • 都営バス・京成タウンバス・台東区循環バスめぐりん
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チケットお申込み

チケット料金

2,000円(全席自由)

発 売:7月1日10:00から

  • 小学生以上はチケットが必要になります。
  • お子様のご入場は可能ですが、他のお客様にご迷惑がかかる場合は、一時的に退出して頂く場合がございます。
  • 雨天荒天の場合は中止します。中止のご連絡は、にっぽん文楽ホームページ(http://www.nipponbunraku.com/)でお知らせします。
  • 会場は屋外のため、寒暖対策には、十分ご注意ください。
  • 会場内での飲食、持ち込み自由。
  • 当日券は各回ともお席に余裕がある場合のみ会場で販売します。

チケット取扱い

プレイガイド取扱い
  • チケットぴあ
    0570(02)9999Pコード:452270 チケットぴあ
  • ローソンチケット
    0570(084)003Lコード:31714 ローチケHMV
  • 購入されたチケットは当日そのままご入場いただけます。
  • 購入・受取方法等は各プレイガイドにより異なります。
  • チケット代金の他に手数料がかかります。
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